美術品の目録、カタログ・レゾネって何ですか?

カタログ・レゾネという言葉を聞いたことがありますか?一般的にはそれほど知られていない言葉なので、初めて聞いたという方もいるかもしれません。これは、単独の美術家による全作品についての、あらゆる詳細な事が年代特別書かれている目録のようなものです。こういう言葉はフランス語なのですが、レゾネは「論理にかなった」についてがありますので、カタログ・レゾネは「ロジカルに編纂されたカタログ」についてになるでしょう。こういうレゾネはとうに18世紀に生まれていらっしゃる。一番古臭いレゾネは、レンブラントの版画のカタログだと言われています。

もしも居残る画家の事をとことん細かくわかりたくなった時には、その画家のカタログ・レゾネを見れば良しということになります。その画家の全作品の写真類、制作年、サイズ、所蔵者、論文等々、果ては使われた紙の種類等に至るまで、細かく書いてあります。とは言え、様々な作品を残している画家などは、レゾネにあることがすべて真実とは言えないこともあります。それは、無理薄い理由によります。レゾネ発行後に、レゾネに載っていた作品が本物でないことが判明したり、または全作品載せたつもりだったのに、後から知られていなかった作品が出てきたり、制作年が間違っていたことがこれから分かったり、ということもあるからだ。

ともかく、レゾネはその画家の全作品の詳細をのせるというコンセプトがありますから、それは必ずや苦しく一大作業になるでしょう。ですのでピカソに関して言えば、油彩画やリトグラフなど、膨大な量の作品があるので、複数の人によってレゾネが発行されています。ピカソはリトグラフの数が300点以上あるので、リトグラフだけのレゾネが発行されています。

レゾネはがんらい、亡くなった画家のものが発行されていたのですが、現在は今も活躍している画家のレゾネも数多く発行されています。そういった場合は年代を区切って、編纂されています。

こういうカタログ・レゾネは、その絵画が本物かどうかを判断する時にも使われていらっしゃる。版画のように作品数が多いものなど、偽物かどうかを判断するのにレゾネにあるかどうかで見つけることが出来るのです。また、画商の方にとっても、七つ道具もののもになっているようです。作品の問い合わせが来た時に、レゾネで直ちにその作品を確認することが出来るからです。ミセルDライン